この投稿から物語は始まりました・・・・

松本零士先生に届いた1枚の新聞記事、それは気仙沼で6年前に被災にあった地元で飲食、エステ、お菓子製造を手掛ける小野寺さんからの熱いメッセージでした。小野寺さんは松本零士とのコラボ菓子「GalaxyGotto」を製造販売する地元でも有名な美味しいお菓子メーカーの代表です。

その、彼が被災から6年たった今も、満開に咲き続ける「桜の木」に行政が防潮堤を建造するために「50本以上」ある桜の木を伐ると発表したことから始まりました。50年にわたり、桜の木を植え、育てた「壮さん」の話を熱く語り、その話を聞いた松本零士先生が全面的な協力を誓い、今回の「絵本・紙芝居」の制作に至りました。「行政が桜の木を切ると発表してしまいました。時間が無いんです。何とか松本先生の協力を仰ぎたい!そして、行政にもう一度思いとどまり桜の木を伐らなくてよい別の施策を考えてほしい!!」この声が松本先生の心を動かしました。

そんな背景から生まれた今回の「絵本:桜ものがたり~アーシャと花の妖精」

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この熱いメッセージから新たな松本零士物語が始まりました。絵本・紙芝居を通じて多くの被災者と海に囲まれている日本だからこそ全ての人々に同様の被害をもたらさないためにも震災教育の一環として生まれたこの物語を応援してください。

 

<ものがたり>

桜は河川の土手に土を盛り、人が歩き地べたを固めることでより強固なものにするために植えられたといわれています。日本人の知恵と生活文化が根づいた立派な施策から生まれています。 物語の舞台は気仙沼市神山川沿いの桜並木。そこに、桜を愛し、育て続けた一人の老人がいました。そして、その中でも一際、美しく大きく咲く桜の木がありました。その桜たちを愛し、育てた「そうさん」。そして、その愛情から生まれた桜の精「アーシャ」。二人の間にはいつしか父と娘のような深い絆が芽生えていました。そんな時です、6年前の「東日本大震災」が起こりました。堤防も決壊し、町は見るも無残な跡形となり、人の心も体もズタズタにしてしまいました。しかし、桜の木は地に根を張り続け、そして毎年少しずつ昔のようにきれいに咲き始めたのです。それは、一生懸命花を咲かすために愛情を注いできた「そうさん」と桜の精「アーシャ」が命がけで守り抜いたからなのです。そして、「そうさん」亡き後も、桜の妖精「アーシャ」と花の精たちが「そうさん」の意志を引き継ぎ、町の人々に桜の花を咲かせることで「勇気」と「希望」を与えてくれているのです。

千年に一度と言われる「天災」ではありますが、この事実を次世代に語り継ぎ、この桜並木を残し、地元を離れる若者が誇りを持って戻れる場所を残してあげたい。我々の故郷はこんな素晴らしい歴史と桜並木があったことをこれから生まれてくる子供たちに語り、見せてあげることが我々先人の役割ではないでしょうか・・・・。

 

 

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物語を彩るキャラクターたち。

(桜の妖精アーシャとミツバチの妖精ヤン)

桜ものがたり表紙2 桜物語 仮 桜の木2-2

(桜の女王)         (ルウ:てんとう虫の妖精)          (ヤン:ミツバチの妖精)

桜の女王2-2 ルウ2-2 ヤン2-2

(ゲルト:スズメバチの護衛)           (ネム)                (そうさん)

ゲルト2-2 ネム2-2 そうさん2

・原案/監修:松本零士

・絵本シナリオ:木村祐子(気仙沼)

・作画:臼井俊介

・編集/デザイン:なかの ゆうじ

・企画:小野寺惠喜(気仙沼)

・構成:墨村ケイジ

・発行:㈱オッヂピクチャーズ

・協力:松本零士オフィシャルサイト

*発売予定:2017年7月

 

5月28日:三陸新報社(三陸新聞)に掲載されました。

皆様の声が、大きく大きく広がりこの桜の木を伐らずにすむようになればと願っております。

三陸新聞2