ついに始まりました「荻野宏の突撃インタビュー」第一弾は松本零士先生です。
第一弾にふさわしい、漫画アニメ界の巨匠松本零士先生に荻野宏が突撃インタビューを敢行します。
巨匠の先生方には少し聴きづらいことも、そこは年の功「爺い力」で巨匠から本音を聞き出し、皆様にお伝えして行きたいと思います。

松本零士 松本零士(まつもと れいじ)
日本の漫画家。代表作に『銀河鉄道999』など。SF漫画作家として知られるが、少女漫画、戦争もの、動物ものなど様々なジャンルの漫画を描いている。アニメ製作にも積極的に関わり、1970年代半ばから1980年代にかけては松本アニメブームを巻き起こした。


零時社 大泉学園駅前から車で行くこと約10分。幼稚園や小学校を通り過ぎ、閑静な住宅街の一角。
2階建ての立派な一軒家に「零時社」という看板が堂々たる姿で、輝いていた。
だいぶ秋の気配が近くなったが、いまだ強い日差し照りつける9月最後の土曜日、先生のお宅に訪問した。

荻野

相変わらずお忙しいところ恐縮ですが、本日はお時間を頂きありがとうございます。
早速の質問ですが、今の取り組みとしてどんなことが中心となっていますか?

荻野宏 with 松本零士

松本先生

現在は海外からの問い合わせが多く、アメリカはじめ、ヨーロッパ、アジア圏からも海外での打ち合わせ要請が多数来ており、時間が無いので対応ができていない状態です。

荻野

お忙しいところお時間いただいて本当に申し訳ございませんでした。
でも、せっかくいただいたお時間なので、色々と質問させてください。
TVアニメーションシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2199』についてどう感じておりますか?

松本先生

私は今回の作品についてはタッチしていないので、作品自体に対するコメントはあまりしたくありません。
ただ、今後アニメ制作の話が出るのであれば必ず、私が関与して作品のクォリティーを上げたいですね。

荻野

海外からの要請で最近具体的になった作品等はありますか?

松本先生

海外版銀河鉄道999過去作品でフランスとイタリアでコミックが出版化されていますね。
フランス語とイタリア語に翻訳されていますが・・・・。

荻野

是非今後の先生のオフィシャルサイトで海外作品として紹介、国内でも販売できるようにしていきましょう。
11月に公開予定の先生のオフィシャルサイトにOGGI Picturesは全力で協力させていただきます。

荻野

松本先生は沢山の成功作品を生み出していますが、先生が作品を創るうえで、一番意識していること、ポリシーはどんなことですか?

松本先生

作品を創るにあたり、私の信念としては、どの国も名誉と国が滅びるようなストーリーで、国の威厳を傷つけてはいけないということ。尊厳をまもり「夢」を創出するということです。

荻野

例えば具体的にどのようなシーンにそれは象徴されていますか?

松本先生

作品の中の「言葉(台詞)」、ストーリーは、より真実に近くなくてはいけないと考えている。脚本を書くにあたり、より歴史を理解し、戦闘シーンであればよりリアルな表現にするために「命令伝達様式」「戦闘ルール」を理解した台詞でなくてはいけない。
これを怠り、表面的な絵図らを追いかけていくと、どうしても作品自体が軽いものになってしまい、見る人が見ればうすっぺらい作品だとわかってしまう。
そういう作品は、はっきり言って創りたくないし、私の作品ではない。
私が創る作品は、多少時間がかかったとしてもより「真実に近く」「誰もが納得する」そんな作品を創らなければいけないと意識しています。

荻野

漫画、アニメ以外にもその考え方は共通していますか?

松本先生

そうです。客船:ヒミコ、ホタルナなどもただかっこいいデザインだから良いのではなく、あの低重心で安定感のあるブレの無い走りには高度な科学技術の応用で作らている。
6.5センチの窓ガラスには静電気を通電させ、人間には害の無い構造で夕刻になるとその窓ガラスが光る仕組みになっている。
世界各国から賞賛され、輸出をも希望されているが、技術的な問題もあり旅客船は輸出ができないと、いうところまでつきつめた日本の叡智が集約されている私の「作品」となっているんです。

荻野

今後の新企画について

松本先生

新プロジェクト荻野さんと企画中の新たな企画は、壮大なものにしたいですね。
原画制作や、作りこみはまだスタート段階だが自身が納得いくものに仕上げていきますよ。
プロジェクトとして総合プロデュースをお願いしますね。

荻野

はい、先生にそういっていただくと大変心強い限りです。
頑張りますので、改めて宜しくお願いします。
ここから先はオフレコでお願いします。

松本先生

そうですね。