お待たせしました。「荻野宏の突撃インタビュー」第二弾は所ゆきよしです。

今回は、政治風刺漫画からキャラクタービジネスで活躍していらっしゃいます「所ゆきよし先生」にご登場いただきました。

所ゆきよし 所ゆきよし(ところ ゆきよし) 大学在学中より地元誌に風刺画を描く。会社員を経て、1978年に独立。1985年より毎日新聞にて、現在まで続く連載を開始。ペンネームは、名前を考えていた際に自決のニュースを聞いた作家・三島由紀夫に因み、本名を逆さにし「ゆきよし」(由紀夫・死)とした。2009年度、毎日新聞に連載している政治漫画が評価され第38回日本漫画家協会賞大賞を受賞した。

サイトURL:http://dog7luck9mekazu.blogspot.jp

所ゆきよし『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より 2014/10/11

所ゆきよし先生のインタビュー記事にて名前の表記に一部誤りがありました。
インタビュー掲載を楽しみにされていたファンの皆様及び所先生に、謹んでお詫び申し上げます。
荻野

本日はお忙しいところお時間を頂、誠にありがとうございます。

荻野宏with所ゆきよし
荻野

早速ですが、先生の現在の様々な活動のお話を聞かせてください。
確か、サラリーマン時代もあったと聞いていますが・・・。

所先生

そうですね、2足のわらじをしばらく続けていました。
昔は、いい時代でサラリーマンとして某ガス器具メーカーで宣伝部の仕事をしていました。
昼間は、サラリーマンの仕事、そして夜は漫画の仕事をしていました。
会社の就業時間がくると真っ先に会社を出て家で漫画を書いていました。
私にとっては、仕事は夜の漫画を書くことが仕事だと思っていましたので・・。
いつも、睡眠は数時間程度で会社で昼食後は昼寝をしていましたね・・・笑
それを許してくれていた直属の部長と同僚には感謝しています。

荻野

それは、よき時代だったのか先生の実力を認めてくれていたのか、よい上司に恵まれていたということです。

所先生

本当にそうですね。
一人っ子だったということもあり、東京に早く出てきたかったのですがとうとう、36歳になるまで出てこれませんでした。
結婚もしていましたし会社も辞めることができませんでした・・・。(笑)
東京に進出して成功をされている方々の、最高年齢は36歳だと聞いていたのでそいう意味では意を決して東京に出てきたのが36歳のときでした。(笑)
妻も漫画の事を理解してくれて支えてくれていましたので大変助かりました。

荻野

ところで、先生は今どんな仕事への取り組み方を意識されながらお忙しくされているのですか?若い漫画家の方へのメッセージなどもありましたらお聞かせください。

所先生

私が言うのもおこがましいですが、これからの時代は出版を前提に漫画、キャラクターを作り上げる時代ではなくなってくると思っています。
日本の漫画文化は、出版物(雑誌含む)がありきで全てのコンテンツ管理を出版社主導の基で行われてきた背景があります。当然それが悪いといっているのではなくその時代から世界で共通の管理方法にシフトしていかなくてはならない時代がそこまで来ています。
これからは、著作者が作品を創り、それらを展開させていくメディアを著作者がマーケティングを駆使して選択し、ビジネス展開をしていく時代になると思っています。
どんどん、そういう作家や、漫画家が増えてくると思います。

荻野

ということは出版、雑誌がありきで考えては遅れをとるということになりますか?

所先生

そうですね、海外では間違いなくそうなっています。

荻野

もう少し詳しく聞かせてください。

所先生

作品は、著作者に帰属しています。
それは皆さんもご承知と思いますが、最初の1歩を雑誌、書籍、メディアにたよらざるを得ないのが過去の展開例でした。
今は、NETも普及していますし、紙媒体はどんどん衰退してきていてさらに漫画家にとっては厳しい状況が生まれます。小説を書く作家は10数年前と比べると半分の市場になっているといわれています。
待ちの姿勢から、著作者が自分でコンテンツを管理して、事業展開をしていくような、イニシヤチィブを自分が取れるようにならないと正直食べていけない人達がさらに増えていくでしょう。
漫画家も97%は食べられない人達で、3%の漫画家が大きく稼げている状況です。
そこに何が違うかということを考えたときに私は、前述したような考え方が必要であると確信をしました。

荻野

なるほど、コンテンツ市場もアマゾン(キンドル)のように直接、著作権者と権利交渉をおこない、著作権者にリターンする利益を大きく支払うことで、出版社はずしがここ数年前から始まっていますよね。これ等はやはりアメリカの考え方なのでしょうね。

所先生

いいえ、世界の常識であり、日本が少し独自すぎるのではないでしょうかね。

荻野

なかなかそのような考え方を教えて頂ける先輩達が少ないですよね。
もう少し、突っ込んでお聞きすると所先生の未来への仕掛けはどんな布石をつくっているのでしょうか?

所先生

私は若いときから、将来を楽したいために色々な仕掛けを考えてきましたし、今も行っていますよ。あまりはっきりいえないことも在るので・・・・このあたりでひかえますが・・・・。
やなせたかし先生も70歳になってから仕事のピークがきました。
70代になってから死ぬほど忙しくなったようです。これは、この年代になっても稼げるしくみと仕掛けができていたからだと私は思います。
逆に言えば、作品を創る人間と、著作権を管理する人間がいればどのようなビジネスも展開が可能ということです。
そして、インターネットで自分の作品をフリーで出すようなお披露目の場は私は必要としませんし、そこの価値観と立ち位置がポイントなのです。
これが、ヒントでしょうかね・・・・・。

荻野

中々深いコメントをありがとうございました。
我々も見につまされる思いで話を聞かせていただきました。
今日はファンの皆様に色紙のプレゼントをお願いしたいのですが宜しいですか?

所ゆきよし漫画製作中
所先生

もちろん良いですよ。何を書いてもいいのかな??それでは・・・・。

荻野

安倍首相、小沢氏、新キャラクターの3枚を書いていただきました。
これをファンの方々にプレゼントさせて頂きます。
今日は、本当にありがとうございました。

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